2年前から、首肩の症状に悩まれている女性セラピストを施術します。
患者さん情報
性別:女性
年齢:40代
職業:セラピスト
症状いつから発生したのか:
症状をメモしてご来院頂きました。
2年前位から
右肩関節に違和感、ひっかかる感じ 日常生活に支障がないため放置
今年1月1日から
朝起きたら、頻繁に寝違えの様な首の痛みあり
4月
首の激痛。右肩の痛みで○○整形へ
首のレントゲン→異常なし→1週間程で痛みなくなる
右肩の問診、触診→五十肩→痛みは続く、可動域だんだん狭く
セレコックス錠処方←のんでいない
7月
右肩の痛みがひどくなる 原因は思いつかない 可動域はさらにせまくなる 重だるい感じもプラスされる 日常生活に支障が出る
車のハンドル操作
歯磨き
ズボンの上げ下げ 等
11月8日
○○整形へ MRIをお願いしたが、レントゲン診断で、石灰沈着性腱板炎と診断
注射とセレコックス錠処方←全く痛みの程度の変化なし
今日現在 右股関節の違和感あり、痛みはなし
という状態で来院されました。
以前、膝に水が溜まった時に、当院で回復した経緯があり、どうにかなりますか?とご相談頂きました。
車のハンドルや、ドアの開け閉めでも苦労するほど痛みが強かったので、1,2回での回復は難しいことを伝え、施術を行いましたが5回ほど施術をした結果、かなり動きが良くなり、10回ほどの施術で、日常生活に支障がない状態になられました。
当院での診断情報
タイ古式マッサージを習い、練習をされていることもあり、普段使わない筋肉や、無理な姿勢で施術をされている感じがありました。
車の運転や歯磨きなどの痛みに関しては、数回の施術で回復可能と思われます。
肩の可動域に関しては、3ヵ月ほど時間が必要だと思いました。
診断情報を踏まえての施術方針
このような、長期間の症状は肩や首の患部より、股関節や背中を中心に全身を整え、体が回復しやすい状態になるよう施術を進めていきます。
上記を踏まえた施術を行いました
実際に施術してみると、初回の施術で、腕が挙げやすくなったり、痛い動作が減り、3日後に来院していただき、全身の施術を進めていきました。
5回ほどの施術で、最初はできなかった、右手で、左肩を触る動作が出来る様になり、日常生活が過ごしやすくなられました。
問題は、肩の可動域制限です。
10回目の施術で、可動域が増え、肩甲骨と上腕骨の動きがよくなりました。
下記は、10回目の施術後の画像です。(初回は、痛みがひどくて写真を撮り忘れていました)
かなり、後ろのに手が回るようになりました。
横から見た場合に、以前は、肩甲骨と上腕骨の動きが悪く、肩が前方に出ていたのですが、かなり、改善されました。
患者さんの感想
この施術を行った後に、患者さんの感想を聞いたところ、
だいぶ動くようになった~
前は、こんなこと出来ませんでしたよね。
という事をおっしゃっていただきました。
数回ご来院いただいて、この施術を続けていきます。
今回の施術について当院の見解
タイ古式マッサージの慣れない動作や体重のかけ方などで、体に負担が少ないやり方が分からず、無理を続けてこのような症状を起こしたと思われます。
このような場合、施術で患部だけを治しても、再発すると思われます。
再発を防止するためには、自分がリラックスした姿勢や力の入れ方などを覚えてもらうことが重要です。
当院では、患部の痛みはもちろん、なぜその症状が出てきたのかを見つけ、再発予防そして、快適な生活を送って頂ける事を考えています。
今回の患者様も、まだまだ、何度か当院へ通っていただく必要はありますが、しっかり当院の指導などにも従っていただければ、従来通りに生活する事には問題ない状態までは戻ります。
という訳で今回は、唐津地区で、五十肩(石灰沈着性腱板炎)で悩まれている方の治療施術の紹介でした。
また次回ご来院の際の事も続きとして紹介させていただきます。
ではまた。