今回は、野球で肩を痛めた方の症例です。
電話でこのような相談がありました。
野球肩でお悩みなんですね。
その症状は、いつ頃からなんですか?

ボールを投げた時に痛くて
力が入らないようになるんです。
肩を回した時に、関節がロックする
何か挟まって動かないような事はありますか?

回復が可能だと思われますよ。

空いている時間にお願いできますか?
それでは、土曜日の10時は
いかがでしょうか?

連絡してくださいね。

症状としては、投球時の肩の痛み、違和感があり、ボールを思いっきり投げれない事で悩まれてあったそうです。
当院のホームページで、水泳選手の肩の記事を読んで改善できるかも?とご相談いただきました。
結論から言うと、今回来院していただいたことで、投球動作が改善され、肩の負担が少なくなりました。
患者さん情報
性別:男性
年齢:20代
職業:会社員
趣味:野球
症状いつから発生したのか:
高校生の頃は、大丈夫だったんですが、社会人野球を始めて、練習の時に あれっ て感じで1年以上前になると思います。
それから、思いっきり投げれなくなりました。
当院での診断情報
日常の動作での痛みは無かったので、動きを見るために投球動作を見せてもらいました。
すると、肩に負担が大きい投げ方をされていました。
診断情報を踏まえての施術方針
この動画でもわかるように、肩に負担がかかる投げ方をされているので、肩の治療と投げ方をお伝えし、再発しないように施術を勧めていきます。
上記を踏まえた施術を行いました
実際に、肩の前面に硬くなった筋肉があり、緊張をとる施術を行いました。
次に、痛くなった原因を作った投球動作の修正を行っていきます。
患者さんの感想
この施術を行った後に、患者さんの感想を聞いたところ、
整形外科でシップと、飲み薬を飲んでも良くならないし、もっと早く来ればよかった。
という事をおっしゃっていただきました。
数回ご来院いただいて、この施術を続けていきます。
今回の施術について当院の見解
野球を含め、スポーツで体を痛める場合、間違った動作、柔軟性の低下、オーバーワーク(練習量の多すぎ)が考えられます。
今回は、社会人野球という事もあり、アップ不足や日頃のストレッチが出来ていなかった事も加わり、肩に痛みが発生したようです。
今回の動作改善で、手で投げる動作から、体で投げる動作に変化しました。
動作指導前
動作指導後
このように、痛みの原因になる動作を分析し、施術をすると再発が減り、パフォーマンスアップにつながります。
その他、動画をみると、重心移動や肘の位置、実際に投げたボールの動きなどが改善されていることが分かります。
完全に回復するまでには、オリジナルのストレッチをやって頂き、肩甲骨や鎖骨の動きを改善し、2ヵ月を目安に施術を行っていければと考えています。
ストレッチをするとこうなります!
肩甲骨が動く範囲が広がり、滑らかな投球動作につながり、ケガをしない体を作ることができます。
当院では、患者様が置かれている状況なども含めて、出来る限り、身体へ負担を少なくして、快適な毎日を過ごしていただく事を考えています。
今回の患者様も、まだまだ、何度か当院へ通っていただく必要はありますが、今回だけでも、だいぶ楽になられてあるので、しっかり当院の指導などにも従っていただければ、今は出来ないピッチャーも可能かもしれませんね!
という訳で今回は、唐津地区の方で野球肩の症状で痛みに悩まれている方の治療施術の紹介でした。
また次回ご来院の際の事も続きとして紹介させていただきます。
ではまた。